「プリンセス・プリンシパル」 キャラ別好きな台詞(シーン)ベスト5

監督インタビュー記事が公開されて、色々燃料が補給されたと言うか、制作側もあとから振り返ることで
「この時、こういう気持ちを抱えてしゃべっていたんだな」ってのを読み取って貰いたく作ってたって明言された
感じだったのと、それぞれが「ちゃんと相手を見ている良いチーム」だと描けたって話があったので、
とりあえず自分的にその辺をどう受け取っていたのかを整理する感じで、メインキャラ5人分の
キャラ別の好きな台詞(シーン)ベスト5と、どこがどう好きなのかのコメントを自己満足全開でまとめてみる。
話数表記はBD収録時のじゃなくて、TV放送時準拠で。

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・アンジェ編



一位


プリンセス「ねぇ、久しぶりに一緒に弾かない?」
アンジェ 「釣り合わないわ」
プリンセス「初心者の私と初めて一緒に弾いたとき、あなたが言ったこと覚えてる?」
アンジェ 「こんな楽しい演奏、生まれて初めて」
プリンセス「うん!」


最強の8話(case20)の象徴、連弾シーン。
離れていた十年の間の辛かったことも、お互いの今の立場も、全てを忘れて、
ただあの頃の「シャーロットとアンジェ」に戻って、心の底から楽しんでるの二人の姿がもう、ホント、語彙を失う尊さ。



二位


プリンセス「必死だっただけよ。知識も気品も何もなかった。私は空っぽだったから」
アンジェ 「違うよ。」
プリンセス「えっ?」
アンジェ 「プリンセスと再会したとき、私は二人で逃げようって言った。でも、あなたはこの国を変えようって言った。かつて私が目指したように。
      あなたはもう本物のプリンセスよ」
プリンセス「ありがとう。あなたに言われるのとてもうれしい」


上とほぼ一続きのシーンだけど、やりとりとして好きなのはこっちで。
"プリンセス"と呼ぶ理由、そこに込められた"敬意"が意味するものを象徴する一言。



三位


アンジェ 「こんにちは」
プリンセス「どこかでお会いしたかしら?」
アンジェ 「初めてです。でもあなたのお顔はずっと知ってました」
プリンセス「お名前は?」
アンジェ 「アンジェ。私と友達になってくれませんか?」
プリンセス「私はつまらない人間よ。お友達になっても楽しくないと思うわ」
アンジェ 「ううん。楽しい」
プリンセス「どうして?」
アンジェ 「私たち、正反対だから!」
プリンセス「いいわ。私たち、お友達になりましょう」
アンジェ 「よろしく、プリンセス!」


見返して本当の意味に気づくやり取りの筆頭、2話の"出会い"のシーン。
このシーンは本当に画面の情報量がすさまじくて、一つ一つの仕草にも見応えがあって、
8話を経て見た場合の、プリンセスの心情を考えた時の破壊力が凄まじい。
お互いに10年前のあのやり取りを色褪せずに今もなお覚えてると言う確信があってこそのこの会話と言うあたりがまた。





四位

シャーロット「アンジェ、わたし女王になる」
アンジェ  「え?」
シャーロット「アンジェと入れ替わったおかげで、わたし分かったの。みんなを分ける、見えない壁がいっぱいあるって。
       私は女王になってその壁を壊してやるの。そしたらアンジェ、わたしとあなた、ずっと一緒にいられる!」

アンジェ  「すてきな夢だね」
シャーロット「夢じゃないわ。わたしはきっとかなえてみせる! 約束する」


現プリンセスの願いであり、この作品のテーマともいえる、“人々を隔てる壁”との戦い。
その始まりは、幼い少女が、好きな友達と一緒に居るための、そんなシンプルで純粋な願いだった――
初見では気づかなかったけど、改めて見直して気づいた点で、数ある8話の種明かしの中でも好きな一つ。




五位

プリンセス「出会ってすぐ意気投合しましたというのは? 堂々と仲良くできるわ」
アンジェ 「ダメ、歯止めが効かなくなる」
プリンセス「たまにはハメを外してもいいと思うな。昔みたいに」
アンジェ 「昔の自分は嫌い」
プリンセス「でも、私が好きになったのは昔のあなたよ」


キャスコメ曰く「好きって気持ちが止まらなくなるんだよ!」な説明不要の最強パワーワード

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・プリンセス編


一位


プリンセス「シャーロット、やっぱり来ちゃったのね」
アンジェ 「っ! プリンセス、ごめん! 私、バカだった! 私のせいで!」
プリンセス「……泣かないで」
アンジェ 「……っ」
プリンセス「私の方こそごめん。あなたに嘘ついちゃった」
アンジェ 「……知ってた。ドロシーに言われたわ。最初からもっとみんなを頼っていれば良かったって」
プリンセス「ふふっ。そうね。ひとりで無茶して突っ張って……あなたの心にはいつも見えない壁があった」
アンジェ 「プリンセス!?」
プリンセス「私、もう一度誓うわ。あなたの心の壁も壊して、みんなの前で笑える日が来るまで、絶対に離れない」
アンジェ 「うん……」


これも今更言うべきことは特にない。
改めて、この作品は"壁"に挑み続けた少女たちの物語だったのであって、この最終回は決して投げっぱなしENDなどではない、
きちんとテーマに沿って完結できてると、そう思うに足るシーン。




二位


プリンセス「私は、誓ったんです。あの革命で引き裂かれてしまった友達の夢を叶えるって。私は偽物だったけど、十年、この国を見て気が付いたんです。
      私たちだけじゃない、見えない壁に引き裂かれた人達がこの国には大勢いる」
プリンセス「その子が壁をなくしたいって言った時、どういうことかわからなかったけど、辛いことや、悲しいことがなくなるなら本当にそうなって欲しいって思った」
プリンセス「でも、私が彼女からそのチャンスを奪ってしまったの! だから、代りに私がこの国を変えるって誓ったんです!」


アンジェの所でも触れた、あの原初の"願い"が、今はもう完全にプリンセスの中で自分のものになっていて、
でもそれはまた、プリンセスの、"彼女"への想いから来たものでもあるって言う、お互いにお互いへの想いが生きる理由になっている一端。



三位


プリンセス「必死だっただけよ。知識も気品も何もなかった。私は空っぽだったから」
アンジェ 「違うよ」
プリンセス「えっ?」
アンジェ 「プリンセスと再会したとき、私は二人で逃げようって言った。でも、あなたはこの国を変えようって言った。かつて私が目指したように。
      あなたはもう本物のプリンセスよ」
プリンセス「ありがとう。あなたに言われるのとてもうれしい」

アンジェ 「私こそごめん。プリンセスなんて押しつけて」


アンジェ側の二位と一緒。プリンセスについて言えば、アンジェに"空っぽなんかじゃない本物"として認めて貰えた時の表情芝居が、もう、たまらん。




四位


アンジェ 「コントロールは組織内の内通者を躍起になって探している。なぜ私たちがスパイだとプリンセスにバレたのか」
プリンセス「答えは簡単。あなたが教えてくれたから」
アンジェ 「十年ぶりね」
プリンセス「おかえりなさい、シャーロット」


リアルタイム視聴時に、自分の中でのこの作品への評価を一気に夏アニメトップ級に押し上げた確変点。
初見のこれ単体でもそれまでのやりとりの意味を一変させて引き込ませたのに、
8話を見た後だと、この上更にもう一段階印象を変えて心に刺さって来るのほんとすごい。




五位


プリンセス「私ならとっくに危険ですよ。スパイをやってるとバレたら私は終わりです。これよりずっと細くて脆い橋の上に私は立っているんです」
ドロシー 「だからって、危険を増やすことはないだろう!」
プリンセス「同じですよ。皆さんの失敗は私の秘密に直結します。だったら私は作戦が成功する為に命を賭けなければなりません」
ドロシー 「分かったよプリンセス。同じ船に乗ろうじゃないか」
プリンセス「はいっ!」


ここ単体でも、足元は小刻みに震えながらも声色と表情には微塵も動揺を見せずに、自らの覚悟を語り切ってみせるプリンセスって言う
いいシーンなのだけど、これも8話を経ることでプリンセスの言う"とっくに危険"、"これよりずっと細くて脆い橋の上"って言うのが、
この10年の文字通り命がけの努力を積み重ねて来た日々全てに掛かっていたとも取れて、グッと重みの増す台詞になって迫ってくる。
あと、全編通しても貴重なプリンセスとドロシーがさしで絡んでるシーンとしてもポイント高い。

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・ドロシー編


一位


アンジェ「プリンセスを助けに行かないと……!」
ドロシー「私が受けたミッションにプリンセスの救出は含まれてない」
アンジェ「そう……」
ドロシー「私たちはスパイだ。任務外の事に手を貸せない。だけど、友達としてお願いするって事なら全力で力を貸してやるよ」
アンジェ「ありがとう……」


個人的に全12話通して一番泣けたシーン。
ドロシーなら絶対助けに来てくれる筈!って期待を裏切ることなく、これ以上ないタイミングで登場して
孤立無援となったアンジェに、スパイではなく"友達"として手を差し伸べてくれるの、
ほんと、リアルタイム視聴時は「ドロシーぃぃぃ、お前って奴はぁぁぁ!」って感極まって泣けた。
カプ的には当然アンプリが最強は揺るがないんだけど、キャラ単体だとドロシーが一番好きになったくらい。




二位


ベアト 「どうして話してくれるんですか? スパイは素性を明かさないものかと……」
ドロシー「アンジェはそうだな。私は、多分アンジェより弱いんだ。それと、ベアトは分かってくれるかもって思ったんだ。……ごめんな」
ベアト 「ドロシーさんがそう言ってくれるってことは、わたしたち、もうカバーじゃなくて本当の友達ですねっ!」

ドロシー「あれ、私そんなこと言ってたっけ?」


6話のドロベア確変回の中でも最強のやり取り。
自分の弱さを認めて、それを分かって貰おうと誰かに話せる――。それもまたドロシーの"強さ"に他ならないわけで。
このシーンの"……ごめんな"の言い方がね、もう、すごく好き。




三位


ドロシー「よせ委員長、友達を撃ちたくない」
委員長 「ありがとう。友達って言ってくれたお礼にクリスマスプレゼントをあげる……。
あなたが友達を撃たなくて済むチケット」
ドロシー「やめろ、委員長」
委員長 「さよなら、ドロシー」


この状況になってまで、相手を"友達"と思えてしまう、ドロシーのスパイをやるにはお人好し過ぎる純粋さ溢れるシーン。
ここの幕引きが印象的過ぎるせいで、今までアニメの"クリスマスプレゼント"で最初に思い浮かぶのが
某八歳と九歳と十歳のときと、十二歳と十三歳の時もずっと待ってたアレだったのが、こっちに上書きされそう。




四位


ドロシー「養成所の主席様でもこんな手品は使えないだろ?」
ベアト 「えへへっ」


陰惨なエピソードを中和する濃厚ドロベア分その2。
誇らしげにベアトの首に手を回すドロシーと嬉しそうなベアトが溜まらんですよ。
まぁ、無自覚なまま委員長に強烈な精神攻撃かけてるともいえるんだけど。




五位


委員長 「天才よね、あの子は」
ドロシー「委員長がアンジェ褒めるの初めて聞いたよ。何か嬉しいよ。なんでだろうな」


そんなのアンタがアンジェのこと大好きだからだろ、言わせんな恥ずかしい、って感じの
本当に嬉しそうなドロシーが微笑ましいのだけれど、多分これもまた委員長への精神攻撃であったっていう……。

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・ちせ編


一位


ドロシー「スパイはみんな嘘つきだろ?ちせだって嘘をついている」
ちせ  「お主もな」
ドロシー「どう?お互い正直になるってのは」
ちせ  「魅力的な提案だが、嘘をやめたらもう友達ではいられんだろうな」
ドロシー「それって友達か?」
ちせ  「親子だって嘘をつく」


5話の件もあって、親子だって〜の方が取りざたされがちだけど、好きなのはその前の部分。
裏を返せば嘘をついてでも今の"友達"と言う関係を続けたいという気持ちの表れとも言え、
更に言えばそれが"本当の友達"へと変わっていける可能性の一端もこの時点で示していて。
正直1話のこのシーンが凄い好きだったので、ドロちせが色々展開すること期待してたのだけど、
結局ドロシーはベアトの方と鉄板カップリングになってしまったでの、そっちも好きだけどちょっと残念だった。




二位


ちせ「いたいのいたいのとんでけー、いたいのいたいのとんでけー……」
ちせ「おかしいな、父上のおまじない効かないよ……。胸の痛み、全然とれないよ……」


リアルタイム視聴時は、この作品で最初に泣いたのがこのシーン。
作画の凄さで魅せる回だと思っていて、実際それに十二分に満足していた所に、
不意打ちでこんなパンチの効いた演出突っ込まれてノックアウトされた。
2話で爆上げした作品の評価を不動のものとしたシーン。




三位


ちせ「チェンジリング作戦の可能性は正直分かりません。しかし、私はあの者達に勝利して欲しいと思っています」


立場の違いが無くなったわけではないけれど、"東洋人"としてではなく"ちせ"自身の事をみて、壁を越えようとしてくれた
白鳩メンバーをちせ自身もまた大切に想うようになってるってのが端的に伝わって好き。




四位


ちせ  「ゼルダなら吹き抜けの上の部屋にいるのを見たぞ」
ドロシー「本当か」
ちせ  「嘘は言わん、礼拝堂から見えた」
ドロシー「アンジェ、お前はプリンセスを助けに行け」
ちせ  「私も連れて行け!」


一話で(2重)スパイとして、"嘘をやめたらもう友達ではいられん"って言って居たのに対して、
今はもう、本当の"友達"の為に、嘘など必要とせず行動出来る様になった対比が良い。
"私も連れて行け!"へのアンジェの対応も無言で頷いて手を取るだけで十分っていう、
5話との対比がここまで積み重ねた信頼による変化を表していて良い。




五位


堀河公「プリンセスはどうだ?」
ちせ 「想像と違いました。姫なのに私達と対等に話します。冗談も言うし、それが笑えない冗談ばかりで。好奇心が強くて、いつもアンジェが振り回されて……」


プリンセスについて話すにつれて、任務の報告から離れて素の少女の顔になってくちせがホント可愛いいシーン。
同時に、いつだって、"壁"を越えて誰かと繋がることを目指すプリンセスの姿(といつものアンプリ)も示せているのもポイント。

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・ベアトリス編


一位


ベアト 「どうして話してくれるんですか? スパイは素性を明かさないものかと……」
ドロシー「アンジェはそうだな。私は、多分アンジェより弱いんだ。それと、ベアトは分かってくれるかもって思ったんだ。……ごめんな」
ベアト 「ドロシーさんがそう言ってくれるってことは、わたしたち、もうカバーじゃなくて本当の友達ですねっ!」

ドロシー「あれ、私そんなこと言ってたっけ?」


ドロシー編の二位のシーンがこっちでも一位。"カバーじゃなくて本当の友達"ってのが、もう最高に好きなんでこっちのが上の順位で。
この二人だけじゃなくて、"チーム白鳩"全体を通して、最初は任務の中で始まった偽りの関係性であったものが、
積み重ねられたエピソードの中で、"本当"になって行くって言う、これも作品全体を貫く思想の一端がこの上なく現れててホント好き。




二位


ベアト 「わたしは姫様が好き〜!!」
ベアト 「姫様の優しさも! 上品さも賢さも! 皆大好き! だからわたしが姫様を守る! 守って守り抜いて、姫様の隣にふさわしい女の子になる〜!!」
アンジェ「私は!! プリンセスなんて大嫌い!!」
ベアト 「やっぱり……嘘つきですね。アンジェさん」


インタビューで監督も認めた『愛の告白』。8話を見てからだと、このベアトの挙げた姫様の好きな点が全部、
"元々のシャーロットの持っていたもの"を目指して、この10年でプリンセスが必死に自分のものにして来た部分ってのがまた感慨深い。
ベアトがこれを叫んでるのを聞いたところで、アンジェが凄い優しい表情になるのが本当に良い。
あと、ありがちな形だけの守る宣言じゃなくて、実際5話で姫様守る為に眼前であっさり人を斬り殺してる十兵衛相手に
躊躇わず姫様庇って前に出て銃を撃つとか、行動で覚悟が本物なの示してるの地味にすごい。




三位


ベアト 「どこ行ってたんですか、こっちはずっと準備して待ってたんですよ!」
アンジェ「――待ってた?」
ベアト 「そうですよ! 姫様の居場所突き止めたのにアンジェさん戻るまで待つってドロシーさんが」
アンジェ「……うそつき!」
ドロシー「いいだろこれくらい」


あの目まぐるしく情勢の変化していったラスト2話にあって、本来のスパイとしての立場を考えればアンジェもドロシーもプリンセスと敵対してもおかしくないのに、そんな可能性は微塵も考えず、当然の様に"いつも通り"姫様を助ける為に一緒に行動出来るって信じている、ベアトの安定感が最強。




四位


ベアト 「お父さんが来たら、わたしはすぐに消えますから」
ドロシー「来るかねぇ。約束守るような男じゃないし」
ベアト 「でもやっぱりドロシーさんのこと大事に思ってたじゃないですか」
ドロシー「よせよ。あいつがもうちょっとまともな人間だったらあたしも家出なんてしなかったんだ」
ベアト 「じゃあ、スパイにもならなかった?」
ドロシー「今頃パン屋の看板娘にもなってたかも」
ベアト 「じゃあわたしがドロシーさんと会えたのは、お父さんのお陰ですね」


本来皆望まずに仕方なくスパイをやることになった者同士な筈だけど、こうして"友達"になれた幸せがあるから、
スパイになってなかったIfの世界よりも、辛いこと・悲しいことも一杯あった全てをひっくるめても、
"今"を選ぶって言う前向きさと、今の関係性をどれだけ大事に思っているかが感じられるのが響く。
まぁ、この裏でその"悲しいこと"が更に積み上がって行っているって言うのが対比でより効くんだけど。




五位


ベアト 「もう! 何なんですかスパイって!? 任務がそんなに大事なんですか!?」
ベアト 「お給料がいくらか知りませんけど国とか主義とかそんなもののために命かけてるんですか!? 死んだら終わりじゃないですか!」
アンジェ「ベアト、私はここで死んでもただのスパイよ。でもあなたが捕まったらプリンセスが疑われる……。そんなこと絶対許さない!」


放送順的には、おそらく初めてアンジェが感情をはっきりと露わにするシーン。
その、プリンセスの為なら命を懸けられるって表明が、国やら主義やらお金やらの為に命をかける、
自分にとって理解できない"スパイ"ではなく、自分と同じ"大切な人"の為に行動している"同士"だってベアトに理解させる。
お給料〜の言い回しがベアトらしくていい感じ。

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という訳で5人x5位までで被り除いて計20シーン強まとめてみたわけだけど、
改めてこうしてまとめることで、色々自分の好みが如実に分かるね。

アンジェとか完全に対プリンセスのシーンだけだし、プリンセスの方もアンジェとのシーンか"覚悟"語ってるシーンで
ドロベアはお互いのシーンと他キャラとのシーンをバランス良く、ちせは単独多めとかはっきり傾向でとる。

話数的には最強が8話で最終話と6話、2話辺りが強いと圧倒的偶数話推しの傾向。

台詞の内容的には後から見返して印象がひっくり返ったり強化されたりした奴とか、
キャラ間の"絆"を確認出来る台詞がポイント高いってのが、我ながら分かりやすい。

『プリンセス・プリンシパル』のごく個人的な感想について

8年近く放置してたブログだけど、当時のメインだったエロゲ/ギャルゲ感想と同じ熱量で語りたい作品にまた巡り会えたという事で、
ツイッターじゃしづらい自己満足の長文自分語りの感想を投下するために久しぶりに更新。


その作品が何だったのかと言うと、(自分のツイッター見てる人には)言うまでもなく『プリンセス・プリンシパル』と言う
2017夏期のオリジナル1クールアニメだった訳で。


正直放送前は「一応チェックしておくか」くらいの期待値で、1話見た時点でも「雰囲気好みで思ったより面白かった」止まりだったのだけど、
2話ラストのひっくり返しの上手さと明かされた2人の関係性にグッと評価と期待が高まっていった流れ。
3話以降も順当にその期待に応えつつ、5話の想像以上のアクション・殺陣の凄さや6話のビター結末に被せる演出の巧さ等々に惹き付けられて行き、
満を持して8話で放たれた、"物語"の始まりを明かす過去エピソードの、明かされる事実は概ね事前の予想通りの内容なのに、
そこに乗せられる、余りに重く、そして深い心情描写の圧倒的破壊力の前に、あの2人の関係について「最高」としか言えなくなり、
完全にこの「アンジェとプリンセスの物語」と言うものに心を囚われていた。
色々と評価の別れるラスト2話については、自分も初見時は急展開&描写不足に感じる部分もあったのだけれど、
改めて「壁」に挑む「2人の物語」と言う原点に戻って捉え直すと、掲げたテーマからぶれることなく、作品として描くべきことを
きっちり描いて終わらせたラストだったと納得でき、結果的に今では胸を張って「一番好きなアニメ」と言えるくらいにまで上り詰めた。


ここまではある程度ツイッターでも書いた話なのだけど、その先の"どうしてこんなにも自分がこの作品を好きになったのか"って部分を
改めて自分内で再確認するためにこうしてちょっと整理してみようってのが、この記事の趣旨。


で、その"理由"を考えると、結局のところ公式も認めるこの作品の中核――アンジェとプリンセスの二人の関係性――
その描かれ方が何よりも自分の心に刺さったからに他ならない。


元々「過去の経験から特定の相手に過度の想いを抱いて守ろうとする」関係性が、主にTRPG関連で何度もモチーフにし続けてた程
自分が好む関係性であるのに加えて「同じ罪(ないしは傷)を抱える共犯者/戦友」ってのが恋愛モノで一番刺さる間柄*1だっただけに、
両者のハイブリッドとも言えるこのアンジェとプリンセスの関係性を気に入らないわけが無かった。


その上で、この二人の関係性はそれに留まるものでも無く、10年振りの再会にも関わらず、即座に阿吽の呼吸で動け、かつての"始まり"の時に交わした言葉を
当然の様に互いに諳んじ、二人きりの時には他の誰にも見せない表情で、間に誰も入れないような空気感を作り出す程度には互いを分かり合い、
8話で明かされた様に、お互いがお互いを自分の生きる理由/指針にする程に想いあっている間柄に他ならない。


そして、そうであるにも関わらず、11話で決定的な形で表出するに至る、その二人のすれ違いの原因と言うのが、
お互いに相手が自分にとって目も眩むほどの眩しい存在であった*2故と言うのがこの関係性の核心となっている。
相手と比べて自身を卑下してしまうが故に、アンジェはプリンセスの抱く「壁を無くす」と言う夢がどうしてそこまで大切なモノなのか気づかず、
プリンセスもまた、アンジェ(シャーロット)が自分と出会って居なければ、あの日枯れ井戸の中に消えてしまっていた存在であり、
その救われた命をもって、ただ自分と再会し、謝る為だけにこの10年の間(嘘で塗り固めた壁を作りながら)生きて来たと言うことに気づかない。


プリンセスにとってその「夢」は、空っぽの自分に、その大切な人ならこうあれただろうという理想を体現する為に、
死と隣り合わせの日常を必死の努力で生き抜いて来る中で自分にとっての"本当の夢"として血肉にして来たもので、
大切な人から自分が奪ってしまったからこそ、代わりに叶えねばならぬと誓い、
8話でその最も大切な人から、改めて"本物"として認めて貰えたモノに他ならない。
だけど、アンジェから見れば「つまらない自分」がかつて抱いた、幼く甘い夢にそこまでの価値があるなんて思えないから、
たとえプリンセスがその約束を大切にしていようと、状況が変わって命の危険が迫ったならば、捨て去っても構わないモノとして扱えてしまう。


一方で、プリンセスからすれば、自分と一緒に過ごす時は常にとても楽しそうにしていたが為に、アンジェ(シャーロット)が、
あの日、あの偶然の――それこそ奇跡とでも言うべき――出会いが無ければ、自ら消えて居なくなることを考える程の虚無感を抱えており、
自分との出会いと言うその"小さな奇跡"が、アンジェ(シャーロット)の命を救い、心の闇を打ち払っていたという事に気づかず、だからこそ、
「プリンセスのことなど忘れて、アンジェとして生きろ」などと言う、アンジェ(シャーロット)が選べる筈もない選択肢を押し付けてしまう。


革命により引き裂かれて過ごしたこの10年の間、プリンセスはアンジェの生存を知らず、逆にアンジェ側はプリンセスの生存を知っていた
と言うこの違いもまた、上記のそれぞれの相手への想いを強めたであろうことも想像に難くなく。
お互いに鏡合わせの様に想い合い、眩し過ぎる相手だったからこそ生じるこのすれ違い、余りに儚くも美し過ぎて、
単純に百合なんて言葉に押し込むのも憚られ、ただただ「尊い」としかもう言い様がない。


この美し過ぎるすれ違いを埋めるべく、最終話で描かれたのは、自らを「つまらない」と評し、嘘で塗り固めた壁を作り歩んできたアンジェに対して、
ポーチの中に残された思い出の帽子と、思い出したいつかの会話、そしてパラシュートに記されたメッセージが伝えてくれた、
プリンセスにとってもまた自分が掛け替えのない存在であるという事実。
そして、嘘で隠してきた本当の自分を「壁」の向こうから見つけだし、一度は拒絶されながらも諦めずに
"スパイではなく友達として"手を差し伸べてくれる、誰よりも長い付き合いの、スパイをやるには純情すぎる程お人好しの少女に、
どれだけ事態が変化していても、いつも通り、当たり前の様に、同じ女性(ヒト)を大切に思う者同士、
手を取り合えると信じて疑わない、かしましく愛くるしい少女に、
背中を預けて戦い、大切な人の隣を任せる程にその実力を誰よりも信頼でき、共に手をとって戦おうとしてくれる異国の少女の存在。
それらが示すのは、この嘘つきの少女が、自身が称するような「つまらない」人間などではなく、
ここまでの物語の中で「チーム白鳩」が育み築いてきた絆が、その日常の輝きは間違いなく「ホンモノ」だったという事。


その「ホンモノ」の翼の力でアンジェはプリンセスの元に辿り着き、プリンセスを、その「夢」を守る為に、二人手を取り合い新たなる一歩を踏み出す――
「壁」を越えて二人の少女が出会った一つの"奇跡"から始まって、お互いの間に刻まれてしまった一つの「壁」を越えるまでのその"軌跡"。


これが『プリンセス・プリンシパル』という作品が12話掛けて描いてきた"物語"の本質であり、
決して投げっぱなしなどではなく、その本筋を描き切って魅力あるエンディングに辿り着いたんだと思えたからこそ、
プリンセス・プリンシパル』は自分にとって本当にかけがえの無い大好きな作品になった。


もっとも、この最終回で描かれたのは、上述のすれ違いの内、アンジェ側の問題のみの解決であり、
プリンセス側には"断頭台の覚悟"発言が端的に示すような、"壁"が残っていることも事実なわけで、
もし何らかの続編が作られるようなら、この部分はそこで解決されねばならない問題ではあるのだろう。
それでも、このエンディングを経た先であるならば、アンジェ達ならそのプリンセスの"壁"も壊せ、
更にはその先の、プリンセスの挑み続けた人々を隔てるその「壁」にもいつの日か手が届くだろうと
想いを馳せられるエンディングだったので、例え続編がなくここで完結しても、満足と言えるのもまた事実。


改めて、この素晴らしい作品に出会えて、ここまで楽しめたことに、関わった全てのスタッフに感謝と"敬意"を表したい。

*1:エロゲ/ギャルゲの私的ベストカップルの最上位(『鎖』『ひまわり』『シンフォニック=レイン』他)が全部これ

*2:キャラソンの歌詞に端的にあるように

あるいはそれにかこつけた自分語り

ウソツキ開始前にまた最初からやり直しての3周目を終えていたシュタインズ・ゲートですが、
時節的にウソツキPLAYが入ってここで一旦途切れたけれども、
ウソツキがあんまり後引くものもなくサックリと終わったこともあり、
シュタゲの余韻はまだまだ引き摺られてて暫く再プレイ&主題歌ヘビーローテは続きそうな雰囲気なわけで。


ただ、3周目まで終えた&他所の感想やレビューを読んだ上での再評価と
過去の自分の各種の高評価作品のプレイ直後の日記での感想やらを
読み返した上で改めて得られたものを総合して、最終的に『シュタインズ・ゲート』が
自分にとってどういった位置づけになるだろうか大体見えてきた気がするのでその辺のまとめを。


シュタゲや他の上位評価作の多少のネタバレ含むので一応格納

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そんなわけで発売日から一日遅れた11/21日の19時過ぎにペリカン便で
サイン入りソフトが届いたのを連休を使ってさっくりクリアしたその感想でも。


とりあえずタダで貰ったものだけにあんまり悪い事を書くのは気が引ける部分はあるのだけど、
それでも(情報初出の時期から見て)開発期間を一年半以上かけたフルプライスソフトとして
この出来はどうなんだろうと思わざるを得ない部分もあるので、全体的に辛めの評価で。


このジャンルで今時音声なしってのも珍しい話だけど、ドラマCDとか初回特典に付ける辺り、
なんかポリシーがあってそうしてるわけじゃなくて、純粋に予算なり開発期間なりの都合っぽいし、
全体的な容量も十数時間で全ルートコンプ出来るほどってのはどうにもチープな感じが漂う。
最近の作品っぽさがあるのは最低解像度が1280x720のワイド仕様とか位で、
それ以外は2000年代前半の作品といわれても信じられるレベルな気がする。


まぁ、こちとらシナリオ評価に極めて偏重してる人間ですのでPLAY時間が短かったり
声がなかったりしても、シナリオがしっかりさえしていれば満足できる自信はあるのだけど、
その肝心の(そしてこちらが一番期待していた)シナリオ部分がまた何とも評価しづらいもので。


序〜中盤の「もっけ」とか「幻仔譚じゃのめ」辺りの一話完結レベルの話を彷彿とさせる、
日常の狭間のすこしふしぎな妖怪譚みたいな話の積み重ねは、単体で取り出して見れば
嫌いじゃないというか結構好きな路線なのだけど、この手のギャルゲフォーマットの作品で
人間関係の変化とかメインストーリーの進展をほとんど起こさずに平坦な話を続けられるのは
流石にちょっと辛いものが。端的に言うと流石に地味すぎ退屈すぎで。


中盤以降は多少のバトル要素も入りつつの個別ルートだけれども、
ルート分岐の選択肢が凄い大雑把でPL的にそのルートへの思い入れを持ちづらい上に、
分岐後のストーリーも特に目新しかったりテーマ的な深みを感じられたりするわけでもなく。
結局大きな盛り上がりとかもないまま読み進めてる内に「あ、終わっちゃった」的な感覚で。


逆にこの作品ならではのオリジナリティが感じられて手放しで褒められると思った点は、
着物を着た2足歩行のワンコ犬神の犬彦や式神ねこのヒマワリ、家鳴りをはじめとする
器物妖怪とかの変則的人外萌え、この部分は妖怪モノだからこそでもあるしかなり良かった。
明らかにヒロイン勢よりこの辺の連中の方が印象に残ってるのは正直どうかとも思うけど。


ヒロイン勢に関しては、PLAY前に期待していた人間の黒い面を見せてくれることは
まったく叶わなかったわけで、その時点でまぁ期待外れと言わざるを得ず。
唯一妖狐キャラの芙蓉(結局人外だけど)は、これも他のゲームではなかなかみないオリジナリティのあるキャラ造形でかなり気に入った。
大人びて落ち着いたこの外見ながら、中身はまだまだ幼くストレートに好意や感情を顕しつつも
落ち着きはそのままで、幼稚だったり押し付けがましかったりはしないっていう
人外ロリとは逆方向のギャップ萌えとそれでいて外見の雰囲気もこわさないバランスはちょっと来るものがあった。
シナリオが短すぎてキャラ萌えを堪能する暇があまり無いのは悲しい所だけれども、
それでも芙蓉が居たおかげで最終的な印象に相当プラスされてるのは間違いなく。


そんなこんなでそれなりのレベルで気に入ったヒロインと脇キャラ(脇器物?)が居たおかげで
最終的にやって損したとか時間を返せと思う事はなかったわけだけど、
自分で定価でこれを買ってたとしたら後悔していたであろうことは否定できなく。
田舎舞台の妖怪伝奇ゲーとしては「ヒトカタノオウ」っていう個人的に地味ながらも完成度の高い良作として
凄い評価の高い対抗馬があるわけで、それと比較してもこのボリュームだと正直適正価格は3000円位じゃないかなーという印象。
まぁ直前PLAYがシュタインズ・ゲートだったり私的思い入れの強い作品と比較されるとか、
間が悪いといえば悪いんだけど、それでも残念な印象は拭えない。


なんというか西川真音氏の向いてるジャンルや方向性と今回の作風はミスマッチだったんじゃないかなって感じだし、
次回作とかあるとしたら狭い舞台で登場人物絞って心情掘り下げる系の話を期待したいんだけど、
今作の開発期間的にシナリオが一番遅れた原因っぽいし、次見られるのも大分先になりそうかなぁ。

ウソツキと犬神憑き

締切直前に駆け込みPLAYして感想を送ってた工画堂の新作、『ウソツキと犬神憑き』の九十九名プレゼントキャンペーンがなんか当たってた。
自分のハンドルネームの周辺にどっかで見たことのある名前がチラチラ並んでると思ったら、
案の定周りで送ってた人が軒並み当選していた恐怖。やっぱり応募者少なかったのかな……
他人ごとながら工画堂大丈夫なのかとちょっと心配になるな。


まぁ、それはさておき未だにこんなブログタイトルを掲げているだけあって
西川真音氏の新作という事で当然期待はしているのだけど、
正直シンフォニック=レインは色々な奇跡が重なった故のあの完成度だと思うので
そのレベルは無理だろうとはなから諦めてもいるわけで。
というかSteins;Gateをクリア直後で、未だにその余韻を引きずってるこのタイミングは
間が悪すぎるというかなんというか。ハードルむっちゃ上がってるよ。


まぁ、とりあえず一番期待するのはSteins;Gateでは補給できなかった
邪悪ヒロイン成分とか心の闇方向の掘り下げを如何に見れるかなのだけど。
単純な田舎のひと夏の伝奇モノで終わっては欲しくない所。

結局実績集めに入る前に、再プレイの2周目をほとんどスキップなしでまた最後まで突っ走ってしまった。
元々伏線バリバリの造りだし、2周目だからこそ分かるという部分も多いので、
典型的な2周目で更に評価が上昇するタイプの作品ではあるのだろうけど、
それにしても自分で思ってた以上に2周目にも引き込まれて、
終盤の各END迎える頃の感動具合や余韻ですら一周目を上回る感じで
この一週間ずっとこのゲームのこと考えていたようなものだし、
ゲームクリア直後よりも自分内部での作品評価も未だに高まり続けてる。
ED曲聴き返すだけで泣ける程入れ込んだ作品なんてホント数える程だし。
少なくとも現時点じゃそういった私的最上位の作品と並ぶほどの評価という事で。


とりあえず、色んな所で言われてることと被る内容で目新しさも何もないけど、
ネタバレ抜きの感想で未プレイの人に向けて言う事としたら、


・極力情報をシャットダウンした上で(公式サイトすらチェックせずに)触れてみてほしい作品
厨二病な主人公やネットスラングバリバリの日常会話に耐えられて、
この手のノベル・AVGタイプのゲームに抵抗が無い様であれば
XBOX360を所持済み → とっとと買ってやって損はない
XBOX360を未所持
  → PS3移植はなさそう、PCかPSP移植はあったとしても1年以上先ってのと
ネタ的に割と鮮度があるものを扱ってるので"今"やるのがベストっぽいというのを元に判断どうぞ。
特にループものやSF系、伏線モノが好きなら本体ごと買っても後悔しない事もあり得る(Ex.オレ) 辺りで。


あんまり好きなやり方じゃないけど他の作品として比較して言うと
良く引き合いに出されるEver17と比べたら終盤の一撃の破壊力や衝撃は劣るけど、
ゲーム全般を通しての中弛みのなさと面白さのアベレージは明らかにシュタインズ・ゲートの方が上。
特にエンターテイメントとしての完成度の高さでは、
自分がコレまでやってきた全AVG/ノベルゲームの中でも間違いなく最上位候補の一つなので、
ハードの制約的に厳しいところはあるだろうけど、より多くの人に触れてほしい作品といったところで。


以下はネタばれ感想
この作品に関しては、既に十分感想も出そろっているみたいだし、
エンターテイメントとしての完成度が高い分、
枠を外れた自分だけの受け取り方が生まれる余地が少ないので
あんま詳しいネタばれ感想書く気力はないのだけど、
折角久しぶりに日記更新に至る閾値を超えた作品なので一応書いておく。

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メールとか実績とかはまだ抜けあるけど、一気にプレイしてCG回収100%で最終エンド到達まで。


詳しい感想とかはまた後で書くかもとして、とりあえず言えることは面白かった!
ノベル・AVGタイプのゲームで総プレイ時間で(きちんと測ってないけど)30時間越えだかしながら、
最後までここまでの密度でダレずに突っ走れた作品はちょっと記憶にないレベル。
最終評価自体では爆発力が及ばず自分の中の最上位の作品群には届かなかったものの、
本体ごと買っても一切後悔しないで済んだ出来だったのは間違いなく、
特に最終エンドを迎えての満足感はホント高い。


ゲームクリアした直後の余韻で放心したこの感じは実に久しぶりだ。