ノルウェーあれこれ

詳しい旅行記みたいなのは書くとえらく長くなりそうで面倒だし、
そんなもん読みたい人もあんまおらんだろうということで略。

要点ごとにざっとしたまとめのようなものを。


・学会
会場が予想以上に遠かったのがちょっとびっくり。
市内の中心部の地図と学会会場周辺の地図に重なってる部分が
全く見えなかった段階で察するべきだったのだけど。
首都の大学のわりには敷地がえらい広くて緑が多い所に差を感じる。


英語発表の方は発表自体は事前練習の少なさの割には、まぁとちらずにいけたかな。
自分の直前の発表予定だった人が発表キャンセルしてて、
発表順が繰り上がってた事に気づいてなくてあわてたけど。
事前に指摘されてた発音のマズイ所を意識して直す余裕がなかったのがマイナスだった。
質疑応答も、半分くらいはそこそこうまく返答できたけど、
一個相手の質問がよく分からなかったのと、
もうちょっと突っ込んだ回答しておくべきだったと言われたし。
まぁ、総合的には初の海外発表にしてはそう悪くもないんじゃないか位の評価で。


・交通
日本からオスロまでは直行便がないせいで、どっかで乗り継ぎが必要なのが若干メンドイ。
帰りなんてアムステルダム空港で6時間近く乗り換え待ちしてきつかった。


オスロ市内は公共交通機関が異常に発達してて、地下鉄+一般鉄道・路面電車(トラム)・バスがそれぞれ
網の目の様に張り巡らされていて、本数も日中は十分多くて、これらを乗り継いで行けば市のどこでも行けるくらいの感じ。
まぁ、慣れない観光客だと他はともかくバスの路線を把握するのは相当困難だけど。
この辺の電車・バスに加えてフェリーも含んだ一日交通機関乗り放題のチケットが約1000円で買えるってのは相当お得。
なにせ事前購入無しだとバスの初乗り運賃だけで500円近くかかるんだし。


時刻表と路線図とにらめっこしながら丸一日かけて電車・バス・フェリー(+徒歩)を乗り継いでオスロ市内全域を端から端まで
動き回ったのは個人的にメッチャ楽しかった。電車の終点付近で凄い綺麗でいかにも北欧ってな感じの湖見つけて感動したし、
市内は日本人をやたら見かけるのに、郊外に行くほど全然見かけなくなって
最後には地元の人間すら殆ど居ないような所までいっちゃったりとかも。


都市間の交通は首都(オスロ)と第二の都市(ベルゲン)を結ぶ路線ですら一日7本しか列車が走ってないって辺りは
ちょっと寂しい所ではあったけど、車窓の景色はやはり素晴らしくて良い。


・景色
まぁ、なんと言っても最大の見所。元から北欧系の景色は好みっぽいだろうとは思っていたけど
現物見ると想像してた以上だったわけで。目玉のフィヨルドも確かに良かったけど、
個人的にはそれ以上に、途中の山と森に囲まれた湖や川の景観の方が心打たれた。
なんてーか、大げさな言い方するなら「魂を直接揺さぶられるような」って表現する感覚を初めて味わった気分。
いや、ほんと行けて良かった。


・生活他
治安は基本的に非常に良さそうで。夜街を一人で出歩いていても、不安を感じる場面は全然なかったし、
一回バスの中で時計落としたのも、翌日落とし物センターみたいな所にいったら普通に出てきたくらいだし。
一番辛いのはやっぱり物価の高さ。飲食物とか場所にもよるけど、体感的に日本の倍以上はするんじゃないかってくらい高い。
コンビニで500mlのコーラ一本で400円するとか、マクドナルドの無印ハンバーガーが200円以上で、
ビッグマックは800円くらいとか安い店ってのを殆ど見かけないのが厳しい。
結局ホテルの朝バイキングでくすねたサンドイッチとかで過ごしてた。