ねぎらいの言葉をかけて頂いた後でこれはどうなんだろうと思いつつ、
こないだ最終回だったのはあくまでプレイ雑記でとりあえず今回は
キャラ別雑感ってことでまだ続けます(笑)


‐第一回 脇役編


・アーシノ


名前に示されてるように、負わされた役割は「愚か者」。
リセルートじゃいいように使われ、トルタルートでは義理立てしても報われず、
ファルシナリオでは言わずもがなと、どのシナリオでも報われない彼ですが、
「汚れた翼が似合う」とか「クリスを利用してるだけ」あたりの台詞を見るに
ファルの裏の面にある程度気付けていた辺り、人を見る目はあったようだけど、
自分の器の方は測り切れてなかったようで。結局自分が思ってる以上に、
あまちゃんでお人よしだった辺りが報われない原因でしょうか。
まー、その分なんだかんだいってもクリスだけじゃなくトルタのことも
気遣っていたりと悪い奴ではないのは確かなわけで。
この手のゲームに割と良くある、主人公にとって都合が良いだけの友人や、
なんで主人公の友人やってるのか良く分からない奴とかよりかは人間味があって好印象。
個人的には真トルタでの彼なりの優しさが嬉しかった分、もうちょっと
報われて欲しかった気もするけど、やっぱりファルと釣り合うとは思えないしなー(笑)。
後日談ではそれなりの幸せを掴んでいて欲しい所ではあります。

印象に残った台詞
「クリス、君に壁の花は似合わない」
「……怖いな、女は」



・コーデル

必要以上に厳しいけれど、その厳しさも生徒のことを考えてのことであって、
教え子達を大切に思ってる良き教育者であり、人生の先達。
どのルートにおいてもクリスの行動を見守り、助言をし、背中を押してくれる
良き先生兼理解者であることに変わりはなく、その一貫した姿はカッコいい。
ただ、最大の見せ場はやっぱり、真トルタルートの過去語りでしょう。
先生の意外だけど納得のいく一面を見せると共に、トルタのことを本当に勇気付ける
暖かい言葉に胸を打たれました。「20年以上も前〜」みたいなお茶目な面を見せる辺りもグッド(笑)

教え子に手を焼かされているといったことはあっても、内面に抱えた問題は既に克服した、
ある意味登場人物中もっとも完成された人かもしれんですね。


印象に残った台詞
クリスのことが好きだからだよ。もちろん、君のことも、アーシノのことも
人を好きになるのに、理由も資格もいらない。私が好きだと思えば、それだけのことなんだ


・ニンナ
登場人物中もっとも表裏の少ない人、かな。
クリス−アル−トルタの三者の関係を正確に把握した上で、
問題解決の為に自分が出来ることは殆どないことを心苦しく思いながらも、
孫達の幸せを真に願い続けているわけで。
真トルタENDを迎えるためになくてなならない存在。
このニンナさんの想いも、真トルタENDが真のエンディングだと感じられる理由の一つ。

印象に残った台詞
「どうか子供達が、幸せでありますように」