「キラークイーン」

そして帰宅後さっそくPLAY開始して既にコンプしてしまってるという状態。
いや事前に体験版PLAY済みでその分飛ばしたしー。といっても体験版の部分除いても6時間くらいかけてはいるけど。
体験版部分込みだとトータルでコンプまで10時間弱ってところかな。同人ゲーでしかも主人公以外フルボイスであること考えれば
決して短くはないはずなんだけど、それでももっと長くというかルートを多く作りこんで欲しかったという気持ちは否めないかなー。
いや、面白いことは面白かったというか、ぶっちゃけ当初の期待を遥かに上回る面白さを感じられたんだけど、それだけに
まだまだもっと色んな面白い展開というかルートを作れた可能性を感じられて、だからこそここで終わってるのが惜しいっつー。
結局分岐がなかったのは意外だったけど、一本道で行くなら今の一本道×2にもう一本足して欲しかった。
結局文香を助けられないってのは辛いし、麗佳に関してもおまけで本人が言ってるように掘り下げたらなすぎ。


まぁそういうマイナス面差し引いても本気で面白いって思えたのは確かなんだけど。
某こなかなの彼方君っぺぇと感じさせた主人公だったけど、その主人公の思想というか生き方の特殊性ゆえに
サバイバルゲームで生き残りを考えないという状況と、その考え方が本質的に孕む問題、
そしてそれを解決するためにヒロインがとった行動とかもう最高。あのシーンのヒロインはマジでかっけぇ。


そんな感じで一周目クリアしたあとの二周目はいきなり章タイトルが「そして誰もいなくなった」って意味で不安を煽るし
のっけから「一周目ヒロインの死体」見せ付けられてキツイ。思いっきり狙ってやってんだろうなー。
その後はまぁ一周目とは仲間になるキャラと死ぬキャラ、展開が違いつつも、大枠は外れずに進んでいくようにみせて
ラストにどんでん返しで、確かに期待しなかったわけではなかったけど予想以上のアレっぷりでスゲー楽しい。
ちゃんと伏線とかも活きてるし、いやよくやったわーと思ったんだけど、最後の最後の落とし方がなー。
タイトルでああ煽った以上、やっぱり最後は主人公もヒロインも死亡で締めて欲しかった。
その方が厳しい道っていう主人公の考えはわからんではないけど。あそこまでしといて安易なハッピーエンドは逆に萎えるって。
その点運命の系統樹はよかった。アニメ舞-HiMEはもろにこれと一緒でNGだけど


繰り返しになるけど、不満点はあっても本当に面白かったのは確かなんでなんらかの周辺展開か補完は欲しいところだ。
麗佳&文香ルート追加とか割と本気で欲しいよ