ひまわり人気の変遷を考える

まぁ、言い回しはともかくタイトルのような内容の発言をちょくちょく見かける感じだったので
いっちょ真面目に検証してみるかと、リンク集のデータ他から
とりあえずグラフとか作って当時の記憶を掘り返しつつ考察してみた。

アクアは陽一の嫁


感想サイトはブログやサイトで感想のせた人の総数、
Twitter言及者はTwitter上で「ひまわり」に関して
感想や体験版報告や購入報告等のコメントをした人の累計、
ErogameScapeデータは名前の通りエロスケでの得点入力数をそれぞれプロットしたもの。


まず、冬コミの発売時点では、主に同人ゲーム関連のごく限られたサイトで
取り上げられたくらいで、暫くは殆ど無名だった事がわかる。
その後、大きな変化が訪れるのは、2月上旬。ErogameScapeで高評価のコメントが
連続して投下され、一週間くらいでデータ数が10を越え、中央値95とかに達し
一部で話題になり始める(2chとかでは得点操作ではという話が良くされてた)。
良くも悪くもここで多少注目を集めたようで、1.1パッチがあたった再販分が出回りだした
2月中旬以降急激に感想を書くサイトが増え始めていく(自分もこの時期に購入)。


Twitterで明示的に「ひまわり」の話題が出されるようになるのもこの頃で、
自分の知る限りTwitterでのひまわり感想の初出はsunagiさんのこの発言。
sunagiさんの絶賛もあり、以降氏のfollowingsを中心に所謂「エロゲクラスタ」へひまわりの話題が広まって行く。
一方、4月の頭以降(特にTwitterで)感想の伸びが急激に落ちているのは、
この時期に何処の同人ショップも在庫切れになっていたためと考えられる。
4月下旬に再び再販分がショップに出回り、感想サイトの伸びは回復して行くが、Twitter側は暫く新規PLAY者があまり現れず停滞していた。
これに大きな変化が現れるのは例の外人さんにも注目された(笑)はしさんの紹介記事が出てからで、
これ以降Twitter上で興味を持って言及しだす人が急激に伸びていることがグラフからもはっきりとみてとれる。


この辺の結果から、「ひまわり」に関しては、Twitter上での発言をきっかけにPLAYしだした人がかなりの数が居るとは思われる。
ただTwitterで言及してもブログやサイトに感想書かない(orそもそもサイトがない)人も結構居るので、
感想サイトに数えられてる内、Twitterでも書いてる人の割合はおよそ2割弱程度。
ErogameScapeのデータ数にも全然及ばないし、「ひまわり」人気の広まり全体に占めた割合で言うのなら
Twitterがなければ広まらなかったという程までは行かないんではないかなという印象。
むしろ"〜がなければ"という意味では初期にErogameScapeが与えた影響の方が遥かに多かったのではないだろうか。
自分が「ひまわり」に興味を持ったのもErogameScapeに書かれていた感想がきっかけだったわけだし。


とりあえず、今回データ整理してみて一番面白かったのはTwitterの言及者のグラフが
想像以上に特定のきっかけの影響を露骨に受けているのだなぁという点。
上では書かなかったけど、3/20頃にもTwitterの伸びが跳ね上がってる部分があるんだけど、
これは丁度a-parkさんが感想書き出した時期だよなーとか考えられて楽しい。
ちなみに、メッセサンオーとらのあなに特設サイトが出来た時期にはグラフに特に何の変化もみられない(笑)