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「こんな空の下で」を読んで評価は変わったとはいえ、
それで彼のしたことを許せるかというとそれはまた別な話で。
ただ、個人的にはリセシナリオでのあの行動に関しては、
そういうシナリオ展開になっていたことそのものに
納得がいかなかったという部分が大きく、グラーヴェ個人を恨む
という感覚が薄かったのですね。
彼が「狂気」にとらわれていたのは間違いないでしょうが、
「こんな空の下で」のラストではやはり彼は救われているのでしょう。

キャラ雑感続き

‐第三回 脇ヒロイン編その1

・リセルシア
『歌えることが何よりもの幸せ。
 そばに私を包んでくれるメロディがあれば
  それはもっと幸せなことでしょう。』
という一文にも表れるように、作中のキャラクターの中では
最も純粋に歌うことが好きで、真っ直ぐな気持ちを持ったキャラ。
第一印象ではもっとも思わせぶりな態度をとっているが、
実際の所はもっとも裏側がなく、彼女の問題は内面よりも置かれた状況に起因している。
彼女に対してクリスが担うべき役割(或いは彼女がクリスに求めたもの)は

彼女を受け入れ、「歌ってもいい」と認めてくれる存在。
クリスがリセルートに進まなかった場合、おそらく彼女は歌うことは許されずに
フォルテール奏者の道を歩まされることになるのでしょうが、
願わくば、単に弾かされているだけとなるのでなく、自らの意思と想いを
載せたフォルテールを弾くようになっていって欲しい所です。
基本的に最も「音楽」というテーマがクローズアップされていたシナリオだけに
「こんな空の下で」の中で、彼女がフォルテールを弾ける事にきちんと
意味が見出されていたのが嬉しかったですね。

個人的に初回にクリアしたキャラだっただけに、その時点では一番好きなキャラだったけど、
その後他のキャラをクリアするたびに抜かれていき、真トルタルートで出てこないこともあり、
最終的には最も印象が薄くなってしまったキャラ。ただ、「音楽」をテーマにほぼメインの
話から独立しても完結してるので、そういう意味では単体のシナリオとしては評価高いです。

印象に残った台詞
私、歌ってもいいんですか?
「そして、明日は 希望」


んー、シナリオ雑感で描き忘れたこと加えたりしてたら全然キャラ雑感っぽく
なくなっちゃったなー。もう少ししっかりと分けるべきだったか。
そして一キャラにつき文章書くのに、当初予定より大分時間かかっちゃってて
6月中に終わらない気配が濃厚になってきたなー。こないだああ言っておいて
なんだけど、このままだともう少し続けそうだ(笑)