パルフェキャラ(シナリオ別)感想というか雑感・その1というか前半
ちなみに文章量は思い入れに比例とまではいかなくても相関してます。

  • 風美由飛

パッケージヒロインの割りにはイマイチ目立たないというか影が薄いのは
前作からのお約束というか。まぁ、シナリオ構成その他で明らかに
他と別格の裏ヒロインってーか真のヒロインとも言えるキャラが別に居るせいだけど。
それを差し引いても、メインを張るにはちとキャラとして力不足だった印象はあり。
歌接客とかは声優さんの頑張りもあって、個人的には結構好きだけど、
妙に馴れ馴れしい所とか、勢いと笑顔で全てを誤魔化してる所とか微妙。
個別シナリオも天才故の苦悩とかはあんま感情移入できないし、
ヒロインとしての魅力ってのはあんま感じられず。
結局由飛シナリオ一番の見せ場は玲愛の漢っぷりだ。
由飛ルート途中というか24日の選択肢も玲愛側選びたくて仕方なかったし。
キャラとしては、その空気の読めなさっぷりで周りの人間振り回して
ファミーユでドタバタやってる所が一番良かったという印象。


自分がパルフェをプレイして、その日常描写を本当に楽しいと感じたのが
これだけパルフェに思い入れをもった原因ではあるのだけど、
その楽しさの半分以上は玲愛関連と言っていい程、
玲愛と主人公(他)との掛け合いが楽しくて仕方なかったわけで。
初回プレイ時は最初の勝負の後の主人公の土下座イベントで
まだ序盤の共通イベントの一部なのにも関わらず、
思わずちょっと泣きそうになったりしたし。
まだプレイ開始したばっかだってのに、このシーン見た時点で、
私的にパルフェは間違いなく良作になるだろうって思えた。
他キャラ攻略中とかでも、この辺の玲愛関連のイベントになる
とスキップ解除してまた読みふけったりしたりも。


由飛以外の他キャラの個別ルートに進んだ後も、お隣さんっていう立場も
あって結構活躍するシーンが見られたのもおいしい。明日香ルートの奉行シーンとか。
逆に本人の個別シナリオはお話の構成には由飛シナリオのワリくった感が。
ファミレスでの会談シーンとか、あれは使い回すべきではなかったと思うんだけど。
あと、展開的には無理やり山場作った感があって、いまいち乗り切れなかったけど、
打ち明け後の流れは結構好き。特にキュリオ帰りの一枚絵の笑顔はやたらクオリティ高くて
本作のベストショットの一つではなかろうかと思うくらいで。


世間的には所謂ツンデレキャラとして評価が高いんだろうけど、
この部分は私的には微妙。何だかんだで初期から主人公への
好感度はそんなに低くないっぽいし、ツン→デレへの以降も
ちょっと中途半端っぽく。
まぁ、この辺は『sense off』の珠季が私的には最強すぎるのだけど。
あれはギャップとあの"トリガ"の印象が強烈すぎた。

まぁ個人的に重要なのは、そういうツンデレとかいう括りでなく、
単に玲愛と主人公他との掛け合いがひたすらに楽しかったってのに尽きるわけだけど。


  • 雪乃明日香

変に捻った仕掛けや鬱展開もほとんどなく、何気に一番真っ直ぐに純愛シナリオ。
その分キャラさえあえばかなり楽しめるシナリオだろうとは思えるんだけど、
個人的にこの手の年下妹的存在キャラがあんま好みでないのが痛い。
あと自分にとっては、色んなキャラ同士の掛け合いってのがパルフェの魅力
として重要なんだけど、明日香ルートは家庭教師関連とか主人公と明日香が
一対一のシーンの比率が高かったり、個別ルート以降も明確に明日香が
皆との時間より、主人公と二人きりの時間を求めた辺りが肌に合わずマイナス。
まぁ、最後の一日あたりは皆との絆が良く出ててよかったけど。

  • 涼波かすり

ファミーユのバイト店員皆に共通してる感じではあるのだけど、
個別ルートよりも、共通ルートでのドタバタ劇に混じって掛け合い
やってる時のが魅力的なんじゃないかってのが、一番はっきり出てるキャラ。
個別ルートに入ると途端に落ち込んで、あのあっけらかんとした
明るさでのムードメーカー的所がなりを潜めちゃうのがなんとも。
まぁ、キャラとしての魅力はともかく、個別ルートのシナリオ自体は
姉対決とか、料理バトルとかケレン味があって面白かったのだけど。
料理対決シーンはBGM聞いた段階で「うわー!」とか思ってたところに
演出効果までアレで思わず吹き出した。ここまでやるなら司会者も
名前出さなくてもいいから、滝沢アナの声使って欲しかったなー(笑)
対決後のマイクパフォーマンスもお馬鹿なノリがキャラ的には合ってて良い。