キャラ雑感ラスボス分。
核心に関わるネタバレはしてないけど、未プレイの人は読まないほうが多分よいと思われます。

某抹茶の人が何処あの感想で使ってた風な言い方を借りればラスボス。
とりあえず、未プレイの人には詳しいことは言えないけど、悪いこと言わないから
最後に回すことを強く推奨、そういう位置づけのキャラ。
発売前のOHP等での情報からして、立ち位置的に前作の香奈子さんを
彷彿させる部分が多くて、それゆえあえて外して来るんじゃないかと予想してたんだけど
そういった小細工なしで、明らかに力の入り方と完成度が他とダンチなシナリオで、
「ショコラ」の名を冠する以上、比べられることが避けられないであろう前作の香奈子シナリオに
真正面から完成度で挑んでる感じで。

クリア直後の感想でも言ったように、個人的には前作の香奈子シナリオの評価が
尋常じゃなく高いこともあって、このレベルのシナリオがパルフェ内にもあることは
期待はともかく予想はしてなかったんだけど、いい意味で予想を裏切られる会心の出来のシナリオだった。

ただ、里伽子シナリオは完成度は非常に高いとは思うけど、結局シナリオ根幹の
例の『事実』が占めるウエイトが大きすぎて、里伽子自身の魅力とかその辺がイマイチ
描けてない感があって、シナリオの流れから離れた、キャラへの思い入れって点で劣る分、
私的に香奈子さんは越えられなかったなぁ、と。
恵麻Trueとか初回特典のSSとか見ると本来の里伽子ならではの魅力ってのは確かに
あるんだけど、本編中はそういった姿が見せれる状況になかったのが痛い。

本人以外のシナリオでは脇キャラとして活躍って言うより
結局自分のシナリオのための伏線を蒔くみたいな形になっちゃってるあたりも
他のキャラとは一線を画してる感じで。
恵麻は本質的には里伽子以外との主人公の仲を認めてなさげな(cf いいわけないでしょ, ナチュラルに人払いetc)
のに対して里伽子は恵麻以外のキャラのルートだと主人公とヒロインの事を祝福するのに
恵麻Trueだけ宣戦布告するあたり、二人の関係を表してるみたいで面白い。